「無香料のシャンプー」と聞くと、どんなイメージを持つでしょうか。香りが苦手な人のためのもの。香水やヘアオイルの香りを邪魔しにくいもの。家族で使いやすいもの。どれも、無香料シャンプーを選ぶ理由の一つです。
でも、ESIONが無香料のシャンプーを開発する中で気づいたことは、それだけではありませんでした。香料を抜いた試作品を使ってみたとき、泡立ちの感覚が変わった。これが、ESIONの商品づくりにとって大きな発見になりました。今回は、そんな「香り」と「泡」の話です。

シャンプーの泡は、毎日の使い心地を左右する
シャンプーをするとき、多くの人が最初に感じるのが泡です。髪になじませたとき、すぐに泡立つのか。洗っている間も気持ちよく泡が続くのか。すすぐときに、すっと流れてくれるのか。こうした違いは、毎日の使い心地に大きく関わります。
ESIONでは、泡立ちから泡切れまでを一つの体験として考えています。素早く泡立つ。きめ細かく、弾力がある。洗っている間も泡が続きやすい。そして最後は、すすぎやすい。ただ泡の量が多ければいい、ということではありません。
ESIONが求めたのは、指と髪の間に薄い泡の層があり、その泡がクッションとなって、滑るように洗える感覚です。指が髪に直接引っかかるのではなく、その間にきめ細かな泡がある。するすると指を動かしながら、気持ちよく洗える。その洗い心地まで含めて、ESIONは泡を設計しています。
最初から「泡のために無香料にした」わけではありません
ここは、正確にお伝えしておきたいところです。ESIONは、泡立ちを良くするために無香料にしたわけではありません。開発の出発点は、香りの好みに左右されず、家族で使いやすいシャンプーをつくりたいという考えでした。
試作を重ねる中で、香りについても検討しました。でも、なかなか「これだ」と思えるものが決まらない。そこで一度、香料を配合しない試作品をつくりました。すると、泡立ちが変わった。そこから、「なぜだろう?」と考えるようになりました。

香料を使わないことが、泡づくりの一つのヒントになった
シャンプーの泡立ちは、さまざまな要素によって変わります。洗浄成分。配合バランス。髪や頭皮についた皮脂。整髪料。そして、処方に含まれる油性成分など。
ESIONでは、香料に由来する油性成分を配合しないことで、泡立ちを妨げる要因を一つ減らしたと考えています。ただし、無香料なら、どんなシャンプーでも泡立ちが良くなるという意味ではありません。ここは大切なところです。
無香料にしただけで、ESIONの泡ができたわけではない
香料を配合しないことは、一つのきっかけでした。でも、それだけで今の泡が完成したわけではありません。そこから、洗浄成分の組み合わせ、配合のバランス、粘度、その他の成分との相性、泡の立ち上がり、泡持ち、泡切れ、すすぎやすさなど、さまざまな部分を調整していきました。
ESIONが求めたのは、無香料なのに泡立つシャンプーではありません。無香料であることと、気持ちよく洗えることを両立したシャンプーです。

香りをなくすことは、使い心地を我慢することではない
無香料の商品には、「香りがない代わりに、使い心地は仕方がない」というイメージを持つ方もいるかもしれません。でもESIONは、無香料であることと、シャンプーとして気持ちよく使えることは、別々の話だと考えています。
香りをなくしたから、泡まで我慢する必要はない。洗い心地まで我慢する必要もない。すすぎやすさも、指通りも、まとまりも。無香料でも、シャンプーとしての基本性能には妥協しない。それがESIONの商品づくりの考え方です。
「足さない」ことで見えてきたもの
商品を良くしようとすると、「何を足そうか」と考えることがあります。もちろん、必要なものを足すことも大切です。でも、ESIONの開発では逆の経験がありました。一つ減らしたことで、別の可能性が見えてきた。
香料を配合しない。そのことをきっかけに、泡について深く考えるようになった。そして、そこから処方全体を何度も調整した。ESIONにとって無香料は、何かを減らして終わる話ではありませんでした。
香りをなくす。心地よさは、なくさない。
ESIONがつくりたいのは、「無香料だから選ばれるシャンプー」ではありません。最初は香りがないことに興味を持った人が、使ってみて、「泡立ちがいい」「洗いやすい」「すすぎやすい」「これなら毎日使いたい」と思えるものにしたい。
香りを配合しない。その代わりに何かを我慢してもらうのではなく、シャンプーそのものの気持ちよさを磨く。それがESIONの考える引き算です。
まとめ|無香料をきっかけに、泡を磨いた
ESIONの商品開発では、香料を配合しない試作品から、泡立ちについて考えるきっかけが生まれました。そして、香料由来の油性成分を配合しないことに加えて、洗浄成分や配合バランスを調整しながら、泡を磨いていきました。
無香料だから泡立つのではありません。
無香料という選択をきっかけに、泡をとことん追求した。
香りをなくす。心地よさは、なくさない。それが、ESIONのシャンプーづくりです。